「瑠奈ちゃん、ここなんだけど……」
「あっ。これなら瑠奈わかるよぉ。
まず、この問いの意図はね……」
……普通に捗ってるけど、いいんだろうか?これ。
認めるのは癪だけど――
紫苑の解説、めちゃくちゃわかりやすかった。
「……で、こうなるから……」
「あ、わかった。ありがと、瑠奈ちゃん」
数式の羅列を前に、上機嫌な紫苑。
ふわりと浮べているのは、360度どこから撮られても問題ない、王子の微笑み。
ただしその目の奥は、“私を翻弄するのが楽しくてたまらない”って本音が漏れている。
だから油断ならない。
紫苑の前では、常に警戒しないといけない。
そう思うのに、逃げる肩にちょこちょこ手をかけられてしまうから、この人は本当に危ない。
(というか、私の詰めが甘いのか?)
今だって普通に、一緒に問題解いちゃってたし。
「あっ。これなら瑠奈わかるよぉ。
まず、この問いの意図はね……」
……普通に捗ってるけど、いいんだろうか?これ。
認めるのは癪だけど――
紫苑の解説、めちゃくちゃわかりやすかった。
「……で、こうなるから……」
「あ、わかった。ありがと、瑠奈ちゃん」
数式の羅列を前に、上機嫌な紫苑。
ふわりと浮べているのは、360度どこから撮られても問題ない、王子の微笑み。
ただしその目の奥は、“私を翻弄するのが楽しくてたまらない”って本音が漏れている。
だから油断ならない。
紫苑の前では、常に警戒しないといけない。
そう思うのに、逃げる肩にちょこちょこ手をかけられてしまうから、この人は本当に危ない。
(というか、私の詰めが甘いのか?)
今だって普通に、一緒に問題解いちゃってたし。



