台本通りの恋はしない!―仕組まれた恋リアで、本気で恋しちゃダメですか?―


「知ってるんだー。俺の学校も、それ使ってるから。
……ほら」


私が持っているワークと全く同じものを掲げて、満面の笑顔。

「瑠奈ちゃん、お勉強できるんですねっ」

「意外。マジで意外。」

みんなの私を見る目も変わる。


“瑠奈”にインテリは似合わないのに!


恨みがましく思うのに、カメラの前じゃ睨むこともできなくて。


「俺、わからないとこあるんだけど。
一緒にやらない?瑠奈ちゃん」

「……うんっ♡やろ♡
紫苑くんとおんなじ宿題なんてうれしー♡」


作り笑顔を交わしながら、お腹の中で思いっきり叫ぶ。




し、紫苑んんんんんん