見たところ、私は勉強できないおバカラインに組み込まれてる。
向かい側は、
彩加の前に大和。
私の前に紫苑。
その隣が美玲、続いて爽真。
もちろん仕込み。
好きな席に座ったふりして、仕込み。
シャーペンのノック部分で唇を叩きながら、頭の中はフル回転。
普段頭の軽いことしか言わない“瑠奈”が、いきなりインテリになっても、キャラ崩壊甚だしいしなぁー……
それに、「わかんない♡」って甘えたほうが絵的に可愛い。
ちらっと、美玲との会話に夢中に見える紫苑のことを盗み見る。
紫苑のおつむレベルはわからないけど、勉強はできそうだし。今までの言動的に。
と、言うことで。私はアホの子の設定に決定。
一先ず方向性は決まったし、さて仕掛けるか、と思った時。
さりげなく私を見た紫苑の唇が、妖しく吊り上がった。
「ねぇ、瑠奈ちゃん。
Are you good at your studies?
Which subjects do you like?」
「えー?瑠奈、お勉強ってぜんぶきらーい。
好きな教科もない……」
ん?……なんで今、英語?



