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18:50。
もうすぐ花火が打ち上がる。
浜辺には、レジャーシートを敷いたたくさんのグループがあちこちに点在して、薄暗い空が暗く落ちていくのを待っている。
「優勝特典の特別スポットは、このために建てた仮設テラスらしいですよっ。
ほら、あそこ。向こうに見えるやつですっ」
集合場所で落ち合ったひよりが、興奮気味で浜辺の向こう側を指差す。
暗闇になったら見えなくなるくらいのところに、小さく何か建っているのが見えた。
(あそこに爽真と美玲がいるのか……)
お互いに選びあった浴衣を着て。
2人っきりで並んで。
なんて思ったらまた、急に胸が痛くなって。
右手の指先を握り込む。
……ハッ。いや、違う違う!
2人がどうとか、今の私には何も関係ないこと。
どういう指示が出たとか、やりとりしたとか、
そんなこと、夜中になったら聞けばいいだけ。



