存在しない部屋

私は昨日からここ入院している。
私は自分の部屋で、友達と電話中だ。
「そういえば、部屋は何号室?お見舞いにいくからさ、教えてよ」
「4号室だよ」
そう言うと、友達は軽く笑った。
「冗談ウケる!病院は『死』を意味する4号室はないんだよ?」
そう言われた直後、私の目に立つ女性はニタリと口角を上げた。
ドロリと血が落ちる。
私はようやく見えているものがおかしいことに気がついた。
でももう、手遅れだ。