夜中に踏んだもの

真夜中。
トイレに向かう途中で何かを踏んだ。
ぐしゃり。
心当たりはあった。
でも確認する勇気がない。

翌朝。

廊下には潰れたGがいた。

「やっぱり……」

私は悲鳴を上げて足を洗った。

数日後。
ふと気付く。
あの日踏んだ死骸の形。
Gにしては丸かった。

いや、丸いだけじゃない。
色も黒くはなかった。
乾いた廊下に、白いものが潰れていた。

あれは、本当にGだったんだろうか。