怪談屋

SNSで広まった「耳貸しアプリ」
深夜に起動すると、誰にも言えない悩みを聞いてくれるらしい。
とても便利で、わたしはすぐにのめり込んだ。
でも昨日、アプリを閉じようとすると、不意に初めて機械音声が流れた。
「――次は、あなたが聞く番です」
その日から、頭の中に誰かの独り言が響くようになった。
今度は――わたしが聞く番なんだ。