怪談屋

深夜のコンビニ。
カップラーメンをレジに置いて会計をしてもらっていると、
不意に店員が小声で言った。
「お客さん、逃げて」
「....え?」
突然のことで意味がわからず、困惑気味に笑う。
すると店員は、震えながら私の後ろに視線を移した。
「さっきからずっと後ろに並んでる人、足ないんです」
振り返った。
誰もいない。
「なんだ、誰もいな――」
店員は青ざめた。


「……今、あなたの後ろにいます。」