「やった、まりちゃん席近い!……じゃなかった、ごめん佐藤さん」謝られた私は首を振り、窓の外に目を向ける。道路では、男が女性の頭を石で殴りつけたところだった。血を流した女性は動かなくなり、男はすばやく辺りを見回す。
「佐藤さん、よかったら席交換してくれない?」声をかけてきたのは、まりちゃんだった。長い髪に赤いリボンの彼女は、背格好が私とよく似ていた。震えを隠したわたしは、笑顔でうなずく。
「いいよ」
「佐藤さん、よかったら席交換してくれない?」声をかけてきたのは、まりちゃんだった。長い髪に赤いリボンの彼女は、背格好が私とよく似ていた。震えを隠したわたしは、笑顔でうなずく。
「いいよ」

