幼なじみのダイちゃんがもどってきた。ダイちゃんは私をかばって赤い車に跳ね飛ばされた。お葬式でダイちゃんの死に顔を見たけど、あきらめきれなかった私は親指に針を刺し、血の魔法陣を書いて呪文を唱える。儀式を終えたとき、ピンポーンと家のチャイムが鳴った。土砂降りの夜。玄関の前まで行くと、曇りガラスの扉越しに黒い影が見えた。 涙ぐみ、扉を開けた私はふるえる声で言う。 「……あなた、だれ?」