どうせなら、最後は君に殺されたい




静は、どうなの……?

静は、私のことが好き?



そう聞き返したいのに、怖くて口にできない。

もし「違う」と言われたら。もし、私だけが昔の気持ちを引きずっているのだとしたら。



そう考えた瞬間、胸の奥がきゅっと痛んだ私はハッと我に返って、思い切り静の体を突き放した。



「……っ、はぁ……っ」



自分でも驚くくらい強く押してしまった。

肩で息をしながら、必死に呼吸を整える。けれど、目の前の静はそんな私とはまるで違っていた。


少しも慌てた様子を見せず、ただ静かに私を見つめている。

その余裕のある表情が、今はどうしようもなく苦しかった。



……やっぱり、違うんだ。

私ばかりがこんなに動揺して、こんなに胸を苦しくさせているのに、静は平気なんだ。



平気で余裕で涼しい顔をしている静に、いやでも私とは気持ちが違うということを知らされる。