どうせなら、最後は君に殺されたい




くるくる、くるくる。

指先で遊ばれるたびに、意識がそこへ持っていかれる。


……なんなの。どうしてこんなことするの。

静は、何を考えてるの?



それに――その指先の先に、静がいるんだ。




別に、髪を触られているだけなのに。今さら何を意識してるんだろう。

そう自分に言い聞かせる。でも、7年ぶりに再会した静は、もう昔の男の子じゃない。


背も高くなって、声も低くなって、顔つきだって大人っぽくなっていて、私の知っている静とは少し違う。

なのに、こういうふうに何も言わず私に触れてくるところだけは昔と変わらなくて、その変わらない部分が余計に私を混乱させる。



「鳳条さん?」

「……え?」

「大丈夫?」



深澤くんが不思議そうに私の顔を覗き込んでいた。