どうせなら、最後は君に殺されたい




はあ、とため息が出てしまい、私は誤魔化すように窓の外へ目を向けた。


青い空に浮かぶ雲をぼんやり眺めながら、後ろから聞こえてくる静を呼ぶかわいらしい声に、なぜか胸の奥がズキッと痛む。



静が誰と話そうが、誰と仲良くしようが、私には関係ない。

そう思っているのに、どうしてだろう。


女の子たちの楽しそうな声が聞こえるたびに、胸の奥がチクチクする。


私はそれを「寂しいだけ」と無理やり片付けて、もう一度窓の外へ視線を戻した。


すると今度は、反対側から声が聞こえてきた。



「鳳条さん」



……ん?男の子の声。私はなんとなく振り返った。

でも、誰の声なのか確認する前に、また静の名前を呼ぶ声が聞こえてくる。



「鳳条くんって、ほんと背高いよねー」

「何センチあるの?」



そんな声を聞きながら、私はぼーっと考える。


……静って、女の子だけじゃなくて男子にも人気なんだな。


確かに、あの身長だもんな。


運動もできるし、勉強もできるし、先生からの評判もいい。


しかも、見た目もあれ。そりゃ人気者にもなるか。


……なんだか、納得いかない。