古谷君は元の学校生活に戻れた ようで安心した。 隣の席が空席のままだったから いつからか名残惜しく 感じていた。 「古谷君、あれからお母さんの 状況はどうなったの?」 「あぁ。あれから──」 単身赴任で帰宅途中の旦那に出会し 僕のことなんか見向きもしないで助手席 に座って去って行った、らしい。 さすが継母。 古谷君と血繋がってないだけある。