雨暮くんは溺愛彼氏

「俺も、……愛している……。」
 手を握り合い、互いの感情を確かめる。びりびりして、心臓が熱くなって、不思議で、不思議な感覚。津波のようにあふれくる感情に、溺れている。
 もっと……知りたい。その意識だけが確かで。
 握り合ったこのぬくもりだけは大切に、守り抜きたい。わたしのなかの、宝物。
 強く、強く自覚する。この想いは確かなものだと。……そう、過去の恋愛は、過去のものでしかなく、あなたとの未来をただ、見据えている。
 結婚を前提に。聞いた時は、大袈裟だなと思ってしまったものだが、いまは、笑えない。好きになると、こんな感覚。泉のように潤沢な感情があふれでてきて止まらない。
 眠るその前の一瞬までも、あなたのことを思っていた。熱い。皮膚の感触。重ね合わせた手のしっとりとした男の子の感触。……ねえ。
 世界一可愛い女の子になったらもっと……もっともっと、好きになってくれる?