吸血鬼様は鈍感少女を愛する。〜こんなのは聞いてません〜

(えっと、まずは何をすれば…!?)


私の頭はパニックになって、どうすればいいのか分からなくなった。


「血…」

「血…を…くれ…」


「は!?血!?」


血…?どういうこと?

もしかして!


「あなた、吸血鬼なんですか…!!」


この世界の約2%ほどだけ、吸血鬼が存在している。


吸血鬼はハイスペックで、世界中が喉から手が出るほどに欲しがっている存在だ。


思わず私は腕を差し出した。


「どうぞ、お好きなだけ!」


彼はすぐさま腕に牙をたてて、血を吸いはじめた。


チクッと痛みがする。

でもなんだか、彼が元気になったらそれでいいなと思った。