伊「透羽ちゃん!」 振り返ると、伊織がスマホを持っていた。 伊「最後にみんなで写真撮ろ!」 「え……」 一瞬、躊躇う。 写真。 思い出。 残るもの。 それは、少し怖い。 だって、残るほど失った時に苦しくなるから。 私が黙った瞬間。 航斗が隣に立った。 航「嫌か」 「……ちょっと怖い」 正直に言うと、航斗は少しだけ目を細めた。 航「消えねぇよ」 「え?」 航「お前がいた時間は」 その言葉が、胸を温めた。