遼の手のひらが、結菜の頬を柔らかく包み込んだ。欲を孕んだ親指が、結菜の無防備な唇を滑らかになぞり始める。予期せぬ官能的な所作に息が漏れる。遼の醸し出す雰囲気に流される。
まだ慣れない闇の中で、遼が動く気配がした。微かな衣擦れの音。濡れた吐息が重なる。欲望に塗れた呼吸が混ざる。唇を淫らに弄んでいた遼の指が静かに離れ、音もなく、言葉もなく。指の腹よりも遥かに柔らかい唇が、結菜の唇を優しく塞いだ。唇に味覚などないのに、溺れそうなほどの甘さを感じた。抵抗できなかった。
触れて、離れて、また触れる。角度を変えて、何度も、何度も。隙間から漏れる熱い息が、自分のものなのか、遼のものなのか、区別がつかなくなった。箍が外れたように止まらず、止められもしない。
キスの合間に唇を甘噛みされ、舌先で軽く舐められた。新たな刺激に意図せず喉の奥が鳴ると、その音すらも飲み込むように口を塞がれる。深く、深く、押し付けるように深く。
息つく暇もなく、頭に靄がかかったようにぼんやりとする。苦しいはずなのに心地よさを覚えてしまうのは、遼に呼吸すらもコントロールされているからだろうか。
夢と現実の境目が曖昧になっていく。遼の体温と頬に触れる指が、結菜の意識を溶かしていく。両手の拘束は解かれない。
自由が効かずされるがまま、結菜は遼の熱を受け止めた。冷たいドリンクを頭からかけられ一度は正気に戻ったのに、かけた本人の手によって呆気なく理性は壊されていた。
唾液で湿った唇を親指で撫でられる。刺激を与えられ、唇の神経が過敏になっている結菜は細く喘いでしまった。動きの読めない遼の指が、緩く開かれた隙間を掻い潜り口内に侵入する。舌を弄ばれ、息が乱れた。遼が触れる箇所全てが沸騰しているみたいに熱くて、結菜は我を忘れて恍惚としてしまった。
遼の指が結菜の口を開くと、間髪を容れず、熱すぎる舌が口腔を満たした。自分のものとは思えない甘ったるい声が漏れる。呼吸を奪われる。唇を重ねるのとは桁違いの密着度に息ができなくなる。
まだ慣れない闇の中で、遼が動く気配がした。微かな衣擦れの音。濡れた吐息が重なる。欲望に塗れた呼吸が混ざる。唇を淫らに弄んでいた遼の指が静かに離れ、音もなく、言葉もなく。指の腹よりも遥かに柔らかい唇が、結菜の唇を優しく塞いだ。唇に味覚などないのに、溺れそうなほどの甘さを感じた。抵抗できなかった。
触れて、離れて、また触れる。角度を変えて、何度も、何度も。隙間から漏れる熱い息が、自分のものなのか、遼のものなのか、区別がつかなくなった。箍が外れたように止まらず、止められもしない。
キスの合間に唇を甘噛みされ、舌先で軽く舐められた。新たな刺激に意図せず喉の奥が鳴ると、その音すらも飲み込むように口を塞がれる。深く、深く、押し付けるように深く。
息つく暇もなく、頭に靄がかかったようにぼんやりとする。苦しいはずなのに心地よさを覚えてしまうのは、遼に呼吸すらもコントロールされているからだろうか。
夢と現実の境目が曖昧になっていく。遼の体温と頬に触れる指が、結菜の意識を溶かしていく。両手の拘束は解かれない。
自由が効かずされるがまま、結菜は遼の熱を受け止めた。冷たいドリンクを頭からかけられ一度は正気に戻ったのに、かけた本人の手によって呆気なく理性は壊されていた。
唾液で湿った唇を親指で撫でられる。刺激を与えられ、唇の神経が過敏になっている結菜は細く喘いでしまった。動きの読めない遼の指が、緩く開かれた隙間を掻い潜り口内に侵入する。舌を弄ばれ、息が乱れた。遼が触れる箇所全てが沸騰しているみたいに熱くて、結菜は我を忘れて恍惚としてしまった。
遼の指が結菜の口を開くと、間髪を容れず、熱すぎる舌が口腔を満たした。自分のものとは思えない甘ったるい声が漏れる。呼吸を奪われる。唇を重ねるのとは桁違いの密着度に息ができなくなる。



