ソング・ツインズ

この子今わたしのことをお姉ちゃんって言った?
同い年の子がお姉ちゃんなんて呼ぶなんて、冗談のつもりかな?
だけどわたしは不快に感じて眉根を寄せた。
『お姉ちゃん』それはわたしがずっと呼ばれたいと思っていた呼称だったからだ。
「なんの冗談?」
わたしは敵意をむき出しにして相手を睨みつけた。
昼休憩の一番好きな時間を邪魔されたこと。
ずっと焦がれていた『お姉ちゃん』という呼称をいとも簡単に使ってしまったことに怒っていた。
「冗談じゃないよ。あなたは私のお姉ちゃんなんだよ。早苗と佳苗。名前もそっくりな双子なんだよ私たち」
わたしは彼女の言葉に大きく目を見開いた。
双子?
この子がわたしの妹?