星屑の唄【期間限定公開】

 思う存分歌って身も心が軽くなったのは確かだ。

 でもいくら吐き出してもスピカへのイライラは治まらなかった。黒いモヤモヤが腹の底から無尽蔵に湧き出てくる。

 だから、この嫌な感情から開放されるためにも、私は彼女より優位に立ちたいのだ。


「……思えば、俺ら結構がむしゃらにやってたよね」

「ね。ひたすら張りこんでた」

「だからこれからはもっと計画的にいこう」

「計画的?」


 問うと月城は口を端をあげた。

 その笑顔には、私に素顔特定しようと提案したときと、同じ翳りがあった。