思う存分歌って身も心が軽くなったのは確かだ。
でもいくら吐き出してもスピカへのイライラは治まらなかった。黒いモヤモヤが腹の底から無尽蔵に湧き出てくる。
だから、この嫌な感情から開放されるためにも、私は彼女より優位に立ちたいのだ。
「……思えば、俺ら結構がむしゃらにやってたよね」
「ね。ひたすら張りこんでた」
「だからこれからはもっと計画的にいこう」
「計画的?」
問うと月城は口を端をあげた。
その笑顔には、私に素顔特定しようと提案したときと、同じ翳りがあった。
でもいくら吐き出してもスピカへのイライラは治まらなかった。黒いモヤモヤが腹の底から無尽蔵に湧き出てくる。
だから、この嫌な感情から開放されるためにも、私は彼女より優位に立ちたいのだ。
「……思えば、俺ら結構がむしゃらにやってたよね」
「ね。ひたすら張りこんでた」
「だからこれからはもっと計画的にいこう」
「計画的?」
問うと月城は口を端をあげた。
その笑顔には、私に素顔特定しようと提案したときと、同じ翳りがあった。



