――私、今、どんな顔してた?
いつもなら自然と笑顔になって返していたはずだ。でも今日はちゃんと笑えたか確信が持てなかった。心做しか表情筋が硬くなった気がする。
「心星?」
「ん、なに?」
「なんか元気なくないよ〜。昼夜逆転しちゃった?」
「あっバレた? そのせいで上手く寝れなくって寝不足なんだよねー」
今度はちゃんと笑えたという確信があった。作り笑いを浮かべたからだ。
意図的に動かさないといけないくらい感情表情が乏しくなっている。
「今日から文化祭準備始まるよね! 楽しみ〜」
「ね。どうせなら午前授業なしで全部それだったらいいのに」
「わかる! 通常授業とかほんといらない!」
友だちとの何気ない会話にこれっぽっちも笑えていなくて、どこか違う場所にいるみたい。
――現実と心が乖離していく。
小説ではこういうとき、灰色の世界だとか残酷な世界だとか世界単位で表現されがちだけれど、やっぱり大袈裟だと思う。
太陽は今日も憎たらしいくらい輝いているし、木々を青々と生い茂っている。私の周りはとても平和だ。
いつもなら自然と笑顔になって返していたはずだ。でも今日はちゃんと笑えたか確信が持てなかった。心做しか表情筋が硬くなった気がする。
「心星?」
「ん、なに?」
「なんか元気なくないよ〜。昼夜逆転しちゃった?」
「あっバレた? そのせいで上手く寝れなくって寝不足なんだよねー」
今度はちゃんと笑えたという確信があった。作り笑いを浮かべたからだ。
意図的に動かさないといけないくらい感情表情が乏しくなっている。
「今日から文化祭準備始まるよね! 楽しみ〜」
「ね。どうせなら午前授業なしで全部それだったらいいのに」
「わかる! 通常授業とかほんといらない!」
友だちとの何気ない会話にこれっぽっちも笑えていなくて、どこか違う場所にいるみたい。
――現実と心が乖離していく。
小説ではこういうとき、灰色の世界だとか残酷な世界だとか世界単位で表現されがちだけれど、やっぱり大袈裟だと思う。
太陽は今日も憎たらしいくらい輝いているし、木々を青々と生い茂っている。私の周りはとても平和だ。



