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補習期間が終わり、本格的に夏休みがやってきた。
とはいえ、学校に行かなくなっただけで、月城と私は毎日のように集まり、スピカが出没しそうな所を巡っているので、以前の生活とあまり変わらない。
強いて言うなら、集合場所が学校から少し離れたところから張り込む場所の最寄り駅になったことだろう。
数日前に母親に毎日どこをほっつき歩いているのかと咎められたが、図書館で勉強していると言えばあっさりと引き下がってくれた。まぁ実際は図書館になんて一度も足を運んでないが、この嘘がバレることはないだろう。スピカを張り込みつつ、ちゃんとカフェやファミレスで課題を終わらせたり、前に受けた模試の解き直しをしたりしているのだから。
「はよー」
「うん、おはよ」
いつも通り集まって、いつもと同じ言葉を交わす。
そして日傘を月城に持ってもらい、彼がそのままスマホ片手に道案内する。私はその隣でハンディファンの風を交互に当てたり、テキトーな話題をふっかけたり。
溶けそうなほど暑いことを除けば、私たちがこれからしようとしていることに反して十分平和だと言える。
そして、いつしか月城といることに安堵を覚える自分がいることに気づいた。
それこそ、もしスピカの素顔を特定して、パクリ疑惑が晴れたあともたまにはこうして過ごしたいくらいに。
補習期間が終わり、本格的に夏休みがやってきた。
とはいえ、学校に行かなくなっただけで、月城と私は毎日のように集まり、スピカが出没しそうな所を巡っているので、以前の生活とあまり変わらない。
強いて言うなら、集合場所が学校から少し離れたところから張り込む場所の最寄り駅になったことだろう。
数日前に母親に毎日どこをほっつき歩いているのかと咎められたが、図書館で勉強していると言えばあっさりと引き下がってくれた。まぁ実際は図書館になんて一度も足を運んでないが、この嘘がバレることはないだろう。スピカを張り込みつつ、ちゃんとカフェやファミレスで課題を終わらせたり、前に受けた模試の解き直しをしたりしているのだから。
「はよー」
「うん、おはよ」
いつも通り集まって、いつもと同じ言葉を交わす。
そして日傘を月城に持ってもらい、彼がそのままスマホ片手に道案内する。私はその隣でハンディファンの風を交互に当てたり、テキトーな話題をふっかけたり。
溶けそうなほど暑いことを除けば、私たちがこれからしようとしていることに反して十分平和だと言える。
そして、いつしか月城といることに安堵を覚える自分がいることに気づいた。
それこそ、もしスピカの素顔を特定して、パクリ疑惑が晴れたあともたまにはこうして過ごしたいくらいに。



