月城の言うコラボとは、Luneさんとスピカがしたコラボ配信のことだろう。
彼女らがしてからというもの、コラボ配信ブームが訪れ、他の活動者たちも頻繁に行うようになっていた。中にはそのままユニットやグループを結成した人たちもいる。
Luneさんとスピカのコラボ配信を、私は聴くことができなかった。
貴重なLuneさんの初配信だと言うのに、同時にスピカの声も聴かないといけないのが精神的にどうしても無理で、盛り上がるタイムラインを遠巻きに見るのが精一杯だった。それがまるでLuneさんへの好きよりもスピカへの嫌いをとったようで、より一層私を絶望させた。
それでも耐えられなかった。聴かなかったからといってふたりが配信した事実がなくなるわけでもないのに、スピカという純粋な愚か者の存在が、彼女のことを考えると胃がねじ切れそうになるほど生理的に受け付けられなかった。
でも、と別視点の私が問う。
もし、Luneさんがスピカじゃなく私にコラボしようって言ってたら、私は承諾しただろうか――。
「――うん、しない」
「っえ?」
答えを見つけ、静かにそう告げた。
月城を見やると、彼の瞳がなんで?と訴えかけてきた。さっきのこともあり、口に出すのを躊躇っているようだ。
「……コラボしようって言えるくらい仲良い人いないし、誘われても断るよ」
コラボブームが来てもステラを誘う人は誰1人としていなかった。そもそもDMですらまともに話したことがない。必要性を感じないからだ。
彼女らがしてからというもの、コラボ配信ブームが訪れ、他の活動者たちも頻繁に行うようになっていた。中にはそのままユニットやグループを結成した人たちもいる。
Luneさんとスピカのコラボ配信を、私は聴くことができなかった。
貴重なLuneさんの初配信だと言うのに、同時にスピカの声も聴かないといけないのが精神的にどうしても無理で、盛り上がるタイムラインを遠巻きに見るのが精一杯だった。それがまるでLuneさんへの好きよりもスピカへの嫌いをとったようで、より一層私を絶望させた。
それでも耐えられなかった。聴かなかったからといってふたりが配信した事実がなくなるわけでもないのに、スピカという純粋な愚か者の存在が、彼女のことを考えると胃がねじ切れそうになるほど生理的に受け付けられなかった。
でも、と別視点の私が問う。
もし、Luneさんがスピカじゃなく私にコラボしようって言ってたら、私は承諾しただろうか――。
「――うん、しない」
「っえ?」
答えを見つけ、静かにそう告げた。
月城を見やると、彼の瞳がなんで?と訴えかけてきた。さっきのこともあり、口に出すのを躊躇っているようだ。
「……コラボしようって言えるくらい仲良い人いないし、誘われても断るよ」
コラボブームが来てもステラを誘う人は誰1人としていなかった。そもそもDMですらまともに話したことがない。必要性を感じないからだ。



