ガラッと扉を開け首を傾げる月城の目は、私を試すように細められている。
「入るよ」
そう答え、講義室に足を踏み入れた。
講義室のカーテンが閉め切られているからか、室内灯がついていてもどこか薄暗い。カーテンを完全に閉め切るのは防犯上の理由から校則違反ということもあり、いつもの違った異質さが漂っている。
「で、昨日言ったこと考えてくれた?」
開口一番にそう訊かれドキリとした。
今目を合わせれば考えていることをすべて見透かされてしまいそうだ。でもここで下を向くのはなんとなく癪に障るので、目だけ見上げて様子をうかがう。
「一応考えたけど、そもそもそんなことできるの?」
「できるよ」
なんの躊躇もなく肯定した月城はほらこれみて、とスマートフォンを差し出してくる。なんだかデジャブだ。おずおずとそれを受け取り、画面に視線を移す。
「こいつ最近控えてるみたいだけど結構遡ってみたら面白いくらいでてきたよ、個人情報」
「!」
「よっぽど承認欲求強いんだろうね。これなら住所特定も時間の問題じゃない?」
目を丸くする私に、月城は笑いながらなんてことないように言った。
「入るよ」
そう答え、講義室に足を踏み入れた。
講義室のカーテンが閉め切られているからか、室内灯がついていてもどこか薄暗い。カーテンを完全に閉め切るのは防犯上の理由から校則違反ということもあり、いつもの違った異質さが漂っている。
「で、昨日言ったこと考えてくれた?」
開口一番にそう訊かれドキリとした。
今目を合わせれば考えていることをすべて見透かされてしまいそうだ。でもここで下を向くのはなんとなく癪に障るので、目だけ見上げて様子をうかがう。
「一応考えたけど、そもそもそんなことできるの?」
「できるよ」
なんの躊躇もなく肯定した月城はほらこれみて、とスマートフォンを差し出してくる。なんだかデジャブだ。おずおずとそれを受け取り、画面に視線を移す。
「こいつ最近控えてるみたいだけど結構遡ってみたら面白いくらいでてきたよ、個人情報」
「!」
「よっぽど承認欲求強いんだろうね。これなら住所特定も時間の問題じゃない?」
目を丸くする私に、月城は笑いながらなんてことないように言った。



