それに「おはよ。そしておやすみ」と応えて机に伏せる。机が冷えてて気持ちいいと思ったけれど、すぐに体温と馴染んでなにも感じなくなった。
「えっ心星どーした。調子悪いの?」
「いや、この子ただの寝不足だから静かにしてあげて」
「あらら。いい夢見ろよ〜」
そう言って毛先をさらさらと撫でてくる梨々花。人にこうやって触られるのは好きじゃないけれど、弱っている今は、人のぬくもりが心に染みる。梨々花に撫でられながらうとうとしていた、そのとき。
「あ、そうそう。美波知ってる!? スピカって子!」
彼女の言葉に耳を疑った。
――は? 今、"スピカ"って言った?
途端、さっきまでの安心感は消え去り、心臓がドクンドクンとまるで誰かに握りしめられてるみたいに鼓動し始めた。
睡魔はとっくに失せたが、酷い顔してるってバレてしまうから顔は上げられない。代わりにじわっと汗の滲んだ手を握りしめる。
梨々花はなにを言うつもりなの。怖い。
「え、スピカ?」
「うん。最近TikTokで流れてきたんだけど雰囲気好きなんだよね〜」
「へぇ、どんなの?」
「これ!」
「えっ心星どーした。調子悪いの?」
「いや、この子ただの寝不足だから静かにしてあげて」
「あらら。いい夢見ろよ〜」
そう言って毛先をさらさらと撫でてくる梨々花。人にこうやって触られるのは好きじゃないけれど、弱っている今は、人のぬくもりが心に染みる。梨々花に撫でられながらうとうとしていた、そのとき。
「あ、そうそう。美波知ってる!? スピカって子!」
彼女の言葉に耳を疑った。
――は? 今、"スピカ"って言った?
途端、さっきまでの安心感は消え去り、心臓がドクンドクンとまるで誰かに握りしめられてるみたいに鼓動し始めた。
睡魔はとっくに失せたが、酷い顔してるってバレてしまうから顔は上げられない。代わりにじわっと汗の滲んだ手を握りしめる。
梨々花はなにを言うつもりなの。怖い。
「え、スピカ?」
「うん。最近TikTokで流れてきたんだけど雰囲気好きなんだよね〜」
「へぇ、どんなの?」
「これ!」



