星屑の唄【期間限定公開】

 これから巻き返しできるの?

 仮にできたとしてもこの炎上はずっとステラの後ろをついてまわることになる。中には本当は私がパクったんじゃないかと疑ったままの人もいるだろう。そんな人がいる空間で私は今まで通り活動できるだろうか。一度鎮火してもふとした瞬間に蒸し返されて要らぬ疑いをかけられるんじゃないか。

 いろんな可能性が浮かんできて、窒息してしまいそうだ。


 そんな私に酸素を与えてくれたのは月城だった。彼は私を落ち着かせるようにこう言った。


『大丈夫。俺に考えがある』

「どんな?」


 訊くと、電話の向こうで微かに空気が揺れた気がした。


『あいつの素顔、特定しない?』

「…………え?」


 目を見開いて固まる。

 この悪魔のような提案する彼は、一体どんな顔をしていたのだろうか。わかっていても上手く反応できなかっただろう。

 だからこのときだけは電話越しでよかったと思った。