星屑の唄【期間限定公開】

 かつて私の曲が好きだとコメントしてくれた子だ。だが今はユーザー名の後ろに「@☆信者」をつけた、スピカを際立たせる脇役に成り下がっている。


 ――私の曲を好きと言ったその口でこいつのことも褒め称えるんだね。


 私には私なりにいいところがあると必死に守っていたプライドがガラガラと崩れていくような気がした。

 ステラのファンですらスピカに取り込まれるというのなら、一体私にはなにが残るんだろう。ふと、そんな考えが脳裏をよぎった。


 この5年私が築きあげてきたものは、スピカのたった1年にも満たないの? そんなわけないと抵抗する私と半ば諦めている私がせめぎ合って頭が痛い。


 ――私が、ステラが、ネット投稿を辞めたら……こんな思いしなくて済むのかな。


 私らしくない。でも、そう思わずにはいられなかった。


      ★


 次第に私は私を疑うようになった。

 大嫌いな人にリムられてそいつが大好きなひととコラボしたくらいで病んで吐きそうになる私がおかしいんじゃないかと。

 いきなりリムって来る人なんて石ころみたいにたくさんいる。いちいち傷ついてたらキリがない。

 その反面、どんなちっぽけなことでも傷つく人はいて、それはなんらおかしなことではないのだと訴える私もいる。

 そうしていると、また違う私が顔を出す。