気持ち悪い。スピカも、コメント欄も。
応援してくれてる人がいるだけいいじゃん、と思う私は心がないのだろうか。
私は正直、スピカが羨ましいと思った。
音楽をする上での障害がなにもないからだ。
でも、世間はスピカが可哀想と評価するんだ。両親が離婚したから。死にたいと思っているから。
じゃあ片親の人は無条件で不幸なのだろうか。死にたいと思う人はみな同情するに値するのだろうか。
私はそうは思わない。
どんな状況下でも表面的な肩書きでヒトの幸不幸は測れないのだから。
こんなふうにひねくれた考え方をしてしまうから私はスピカのように再生回数が伸びないかな……。
途端、私の大切なパソコンとヘッドフォンがチープなものに思えてきた。こんなの、スピカからしたらガラクタも同然だろう。
――あぁ、ダメだ。泣きそう。
モヤモヤを孕んだ黒い音が矢と成り私の心に突き刺さってくる。曇り空の下降り注ぐ豪雨のように、強く、強く。身を削るみたいに。
それに潰される前に、衝動的にパソコンを立ち上げた。
助けて、誰か、私を助けて、と。
青いひかりに縋りながら。



