月城にステラの正体を言い当てられたときにはギリギリ首元に届くくらいだったのに、いつの間にか鎖骨まで伸びていた髪。長さにすれば3センチすら満たすかわからないけれど、私にとってはかけがえのないものだった。
「最後に一曲だけ、捧げます」
マウスを操作し、ある画面を表示した。
「『徒花』」
題名を告げると同時に曲をかけた。ヘッドフォンを押さえ、集中する。
今はただ、彼のために歌いたかった。
私にはこれしかできないから。
ごめんね月城。散々振り回して。
それでも、あなたを照らすのは、私だったのかな。
曲が終わり、静寂が訪れる。
流れてくるたくさんのコメントの中で、私は白いアイコンに釘付けになった。
shiro〈いなくならないで〉
その言葉は彼がわずかな可能性に縋りついているようで、視界がぼやけた。
それでも私の決定は覆らない。
「ううん、ステラはもうおしまいだよ」
必死にしがみつく手をそっと外してあげるように優しく諭し、ちいさく笑った。
「以上、ステラでした」
こうして私は、ステラを消した。
「最後に一曲だけ、捧げます」
マウスを操作し、ある画面を表示した。
「『徒花』」
題名を告げると同時に曲をかけた。ヘッドフォンを押さえ、集中する。
今はただ、彼のために歌いたかった。
私にはこれしかできないから。
ごめんね月城。散々振り回して。
それでも、あなたを照らすのは、私だったのかな。
曲が終わり、静寂が訪れる。
流れてくるたくさんのコメントの中で、私は白いアイコンに釘付けになった。
shiro〈いなくならないで〉
その言葉は彼がわずかな可能性に縋りついているようで、視界がぼやけた。
それでも私の決定は覆らない。
「ううん、ステラはもうおしまいだよ」
必死にしがみつく手をそっと外してあげるように優しく諭し、ちいさく笑った。
「以上、ステラでした」
こうして私は、ステラを消した。



