星屑の唄【期間限定公開】

 当たり前のことだけど、灯台の下に佇む暗がりに気づけないように、私もそのことに気づけていなかった。


「……確かに、私は異常者かもね。私は紡いでないと人との関わり方すらあやふやになって、まともに生活すら保てなくなるの」


 この感覚が世間から乖離していることは私が一番わかってる。でも。


「共感できなくていい。ただ、理解して。私のような人間もいるんだって」


 これは、私の切実な願いだった。

 もしかしたら私は、誰かにわかってほしくて投稿を始めたのかもしれない。だって音を紡ぐだけならひとりでもできるから。

 新たに見つけた私のかけらを胸に抱きながら前を向いた。


「何年後何十年後でも立っていられるのは、私のような人間だと思ってる」


 だから、と深く息を吸って、一番星の意味すらあやふやな人間にぶつける。


「どれだけ功績をあげようと、あなたは私の下。すぐ辞めようかなんて軽そうな発言をする人間はどう足掻いたって私には一生叶わない」


 夜を切り裂く流れ星のように。


「結局強いのは、ずーっと音とあり続けられるひとだから」


 私はスピカを突き放した。