「……そういえば、前に活動やめようかとか呟いてたね。この際だしもっと大きな問題を起こす前に辞めたら?」
目障りなものはないに越したことはない。
こんな言葉にやられて辞めるとは思えないが、辞めるなら音への執着はそこまでということだ。
ふと私とスピカが話し出したことによりなりを潜めつつあったチャト欄の〈お前が辞めろ〉というコメントが目に留まった。それを見てきょとんとする。
「え、私? 私は辞めないよ。私にとって音楽は生命活動そのものだから」
あまりにもありえないことだったので、つい素で答えてしまった。
スピカ以外にも敬語を外してしまったが、そこはまぁいい。今さら取り繕うつもりなんてない。
チャト欄もそのことには触れず「生命活動」の部分に注目していた。
〈生命活動? え、なに厨二病??w〉
〈イタタタタ誰か絆創膏持ってきて(××)〉
〈異常者で草〉
未熟者ほど逸脱したものを崇めるか辱める。
以前の私ならその一言で片付けていただろう。今だってそう思ってるのは事実だ。
でも、仄暗で部屋でひかりだけを見ていたからか、ふとあることに気づいた。
――あぁ、そうか。
彼らは、音を降る感覚を知らないんだ。
目障りなものはないに越したことはない。
こんな言葉にやられて辞めるとは思えないが、辞めるなら音への執着はそこまでということだ。
ふと私とスピカが話し出したことによりなりを潜めつつあったチャト欄の〈お前が辞めろ〉というコメントが目に留まった。それを見てきょとんとする。
「え、私? 私は辞めないよ。私にとって音楽は生命活動そのものだから」
あまりにもありえないことだったので、つい素で答えてしまった。
スピカ以外にも敬語を外してしまったが、そこはまぁいい。今さら取り繕うつもりなんてない。
チャト欄もそのことには触れず「生命活動」の部分に注目していた。
〈生命活動? え、なに厨二病??w〉
〈イタタタタ誰か絆創膏持ってきて(××)〉
〈異常者で草〉
未熟者ほど逸脱したものを崇めるか辱める。
以前の私ならその一言で片付けていただろう。今だってそう思ってるのは事実だ。
でも、仄暗で部屋でひかりだけを見ていたからか、ふとあることに気づいた。
――あぁ、そうか。
彼らは、音を降る感覚を知らないんだ。



