自然と月城のことを思い出した。彼は今、どうしてるだろうか。私を、ステラを少しでも待ちわびてくれてるだろうか。
私は彼の献身を無下にしたのだ。もしかしたらもう、ステラのことも好きじゃなくなっているかもしれない。
梨々花と美波に告白して気づけたことは、もうひとつある。
――『あ、やっとでた! じゃなくて、ステラ大丈夫? 俺、今知ったとこで――』
――『知ってる。ステラはそんなことしない』
――『ステラ、歌って』
月城は大事なとき、私をステラと呼んでいた。
それは私よりもステラを大切に思っている、なによりの証拠だった。
そりゃそうだ。
月城は私がステラだから心配して声をかけてきたのだから。私たちの関係はそうして始まった。もし私がステラじゃなかったら月城から深く関わってくることなんてなかっただろう。
私はステラだけど、ステラは私じゃない。
私にはステラにはない不純物がたくさん混じっている。
だから私は月城の中でステラ以上になれない。彼が好きなのは、創作だけをまとったステラだ。私じゃない。
月城はずっと私を通してステラを見ていたんだ。
それにもかかわらす不毛な感情を抱いて沈んでいる私が滑稽に思えて、力なく窓辺に寄りかかった。
私は彼の献身を無下にしたのだ。もしかしたらもう、ステラのことも好きじゃなくなっているかもしれない。
梨々花と美波に告白して気づけたことは、もうひとつある。
――『あ、やっとでた! じゃなくて、ステラ大丈夫? 俺、今知ったとこで――』
――『知ってる。ステラはそんなことしない』
――『ステラ、歌って』
月城は大事なとき、私をステラと呼んでいた。
それは私よりもステラを大切に思っている、なによりの証拠だった。
そりゃそうだ。
月城は私がステラだから心配して声をかけてきたのだから。私たちの関係はそうして始まった。もし私がステラじゃなかったら月城から深く関わってくることなんてなかっただろう。
私はステラだけど、ステラは私じゃない。
私にはステラにはない不純物がたくさん混じっている。
だから私は月城の中でステラ以上になれない。彼が好きなのは、創作だけをまとったステラだ。私じゃない。
月城はずっと私を通してステラを見ていたんだ。
それにもかかわらす不毛な感情を抱いて沈んでいる私が滑稽に思えて、力なく窓辺に寄りかかった。



