それはさぞ怪しかっただろう。でも私が何も言わないから黙って見守ってくれてたんだ。
「付き合っては、ないよ」
スカートの裾を手繰り寄せるようにきゅっと握りしめながら、続きを紡ぐ。
「でも、月城は私にとって……私にとって、特別だった」
特別。
自分で口にしてみたら、あぁ本当に特別だったんだなって自覚してしまって、また泣きそうになった。
「あのさ、今までふたりに言ってなかったことがあるの」
梨々花も美波も息を呑んで言葉の続きを待っている。
打ち明けるなら今しかないと思ったし、ふたりになら打ち明けてもいいと思った。ふたりは、ちゃんと私を見ててくれたから。
それでもいざ打ち明けるのは、ほんの少し怖かった。
「私、ネットでステラって名前で音楽活動してて、それで、」
水面から顔を上げたときのように、短く息を吸う。
「ふたりが前に話してたスピカって子いるじゃん。あのとき上手く寝れてなくて聞いてたんだけどさ。その子の曲誰かにパクられてるらしいよって言ってたこと覚えてる?」
ふたりは目を見合わせてこくんと頷いた。
「付き合っては、ないよ」
スカートの裾を手繰り寄せるようにきゅっと握りしめながら、続きを紡ぐ。
「でも、月城は私にとって……私にとって、特別だった」
特別。
自分で口にしてみたら、あぁ本当に特別だったんだなって自覚してしまって、また泣きそうになった。
「あのさ、今までふたりに言ってなかったことがあるの」
梨々花も美波も息を呑んで言葉の続きを待っている。
打ち明けるなら今しかないと思ったし、ふたりになら打ち明けてもいいと思った。ふたりは、ちゃんと私を見ててくれたから。
それでもいざ打ち明けるのは、ほんの少し怖かった。
「私、ネットでステラって名前で音楽活動してて、それで、」
水面から顔を上げたときのように、短く息を吸う。
「ふたりが前に話してたスピカって子いるじゃん。あのとき上手く寝れてなくて聞いてたんだけどさ。その子の曲誰かにパクられてるらしいよって言ってたこと覚えてる?」
ふたりは目を見合わせてこくんと頷いた。



