――数日後。
もちろんチャンネルは色んな意味で荒れまくった。
それはそれはもう。色んな意味で。
理由は、あの単独配信の後の私たちふたりの会話も、見事に配信されてしまっていたからだ。
《えっ、待って。きゅんが止まらない》
《フウちゃん、本当にナギのことが好きなんだ》
《ナギ、口が悪いのに愛を感じる》
《なぎふぅ公式がカップル認定したって解釈でいい!?》
あの配信を聴いたリスナーから、
そんなコメントが多数寄せられた。
もちろん全部が全部じゃない。
騙されたってショックを受けている人もいたし、登録者数も結構変動した。
それでも――…
『おら、遅れてるぞ。さっさと来い』
「ちょっ……! 待って待って。」
私たちは、今日も変わらず配信をしていた。
もちろんありのままの姿で。
ドジでポンコツな私と、
口も態度も悪い“毒舌俺様王子”のナギ。
『てか、お前HPすくなっ』
「先程、すれ違い様に敵にやられました」
『挨拶がわりにやられてんじゃねーよ。
はい、これ使え』
「ナギ様……!!!」
ポイっと回復アイテムを落としてくれる凪。
変わったけれど、
変わらない私達の空気がそこにはあった。
『今のナイス』
「でしょ!?神プレイきたよね!?」
『ちょーしにのんな』
「ちょっとくらいのらせてよ…!!」
そんな会話をわちゃわちゃ繰り広げていると。
《ナギ、ツンデレすぎる》
《口調と行動伴ってないw》
《たまにデレるの可愛い》
《なんだかんだフウに甘い》
そんなコメントで溢れてて、思わずそれを見て口元が緩んだ。
完璧じゃなくても、取り繕わなくても、
隣には本当の自分を理解してくれる相棒がいる。
それだけで、私たちは、どこまでも進んでいける気がした。
《このまま、付き合って!》
《ってか、結婚して!》
そんなコメントも流れていく。
それが、“本当になる”のは――
まだ先のお話。
(おわり)
もちろんチャンネルは色んな意味で荒れまくった。
それはそれはもう。色んな意味で。
理由は、あの単独配信の後の私たちふたりの会話も、見事に配信されてしまっていたからだ。
《えっ、待って。きゅんが止まらない》
《フウちゃん、本当にナギのことが好きなんだ》
《ナギ、口が悪いのに愛を感じる》
《なぎふぅ公式がカップル認定したって解釈でいい!?》
あの配信を聴いたリスナーから、
そんなコメントが多数寄せられた。
もちろん全部が全部じゃない。
騙されたってショックを受けている人もいたし、登録者数も結構変動した。
それでも――…
『おら、遅れてるぞ。さっさと来い』
「ちょっ……! 待って待って。」
私たちは、今日も変わらず配信をしていた。
もちろんありのままの姿で。
ドジでポンコツな私と、
口も態度も悪い“毒舌俺様王子”のナギ。
『てか、お前HPすくなっ』
「先程、すれ違い様に敵にやられました」
『挨拶がわりにやられてんじゃねーよ。
はい、これ使え』
「ナギ様……!!!」
ポイっと回復アイテムを落としてくれる凪。
変わったけれど、
変わらない私達の空気がそこにはあった。
『今のナイス』
「でしょ!?神プレイきたよね!?」
『ちょーしにのんな』
「ちょっとくらいのらせてよ…!!」
そんな会話をわちゃわちゃ繰り広げていると。
《ナギ、ツンデレすぎる》
《口調と行動伴ってないw》
《たまにデレるの可愛い》
《なんだかんだフウに甘い》
そんなコメントで溢れてて、思わずそれを見て口元が緩んだ。
完璧じゃなくても、取り繕わなくても、
隣には本当の自分を理解してくれる相棒がいる。
それだけで、私たちは、どこまでも進んでいける気がした。
《このまま、付き合って!》
《ってか、結婚して!》
そんなコメントも流れていく。
それが、“本当になる”のは――
まだ先のお話。
(おわり)


