尊い推し兄弟に愛されてます!?

そして少し間を置いてから。

「誘われそうだった?」

その言葉に思わず吹き出しそうになった。

玲央くん……。

もしかして――。

嫉妬してる?

その横顔はいつもより少しだけ余裕がなく見えた。

「わかんないよ……」

「あいつ、明日話聞いてとか言ってたよな」

「うん……」

「もし誘われたら断れよ」

「え!?」

「俺と行くだろ」

玲央くんを見ると、そっぽを向いて少し恥ずかしそうにしていた。

なんか……ちょっとかわいい。

「玲央くん……その日仕事ないの?」

「今んとこ夜はないから大丈夫。あっても断る」

「なにそれ、ダメじゃん!」

「そっち優先する」

その言葉に、ドキンと大きく胸が鳴った。

そんな嬉しい事言われるなんて……。

だけど、それと同時にちゃんと伝えなきゃと思った。

もう逃げたくない。

美月にも言われたし。

自分の気持ちを大事にしろって。

玲央くんがコーヒーを一口飲んだのを見て、私もカップへ手を伸ばした。

だけど緊張で全然味がわからない。

どうやって切り出そう……。

心の中ではため息の嵐だった。