「……どうせ私は、地味な見た目ですよ」
華やかな見目をしていないことなんて、自分が一番わかっている。――何だかいじけているような言い方になってしまった。
誤魔化すように顔を背ければ、男の子の不思議そうな声が耳に届く。
「そう? お姉さん、可愛いじゃん」
「……はい?」
思わず声が漏れた。
「お淑やかそうな雰囲気だなって思ってたってこと。俺は気が強い人、結構好きだよ」
「……そうですか」
可愛いなんて言われ慣れていないから、普通に照れてしまう。
男の子には顔を向けられないままシーツの皺を見つめていれば、ベッド際に座った彼は――。
「まぁ、俺のタイプはではないけどね」
「……」
――うん。何なんだろう。上げて落とすタイプなのかな。いや別にこの男の子のタイプになれなくても全然かまわないんだけどさ。



