もっと、ずっと、君が好き。

私はすぐさま話しかけに行った。
転校生が嬉しいのもあるけど、「彼」に興味があったから。

「こんにちは」
「…こんにちは」

彼はまるで、天敵に襲われたかのように怯えている。
(そんなに怖かったかな…?)

そんな事を考えているうちに、先生が話し始めた。

「1年間、このクラスで頑張りましょう!!」
当りさわりのない挨拶。でも、私はこの挨拶が好きだった。
何もしなくていい。何も考えなくてもいい。
それが楽だっただけかもしれないけど。

話が終わった後は、すぐ解散になった。
だから、もう一度話しかけるタイミングはないと思っていた。


のだけれど…。