劣等生と光の花束〜ある魔女の秘密〜

「知恵の巨人・アンディがゼクトの戦いで魔法使いに与えた作戦は?」

「魔法界に存在する法律の第五条ができた年は?」

どれも答えられず、マシューはただ顔を強張らせて黙り込む。すると、ルイスはため息を吐いた。

「アメジスト・ウルフ寮に選ばれた特別な生徒ですから、てっきりこの程度の問題は解けると思っていましたよ。期待外れです」

その言葉がナイフのようにマシューの心を抉る。隣に座っていたハリーが声を上げた。

「先生!!いきなり問題を連発とか酷すぎるぜ!!」

「そうですよ!!マシューはずっと人間界にいましたから、魔法界のことは何も知らないんです!!」

ジュディスもマシューの味方をしてくれた。しかし、ルイスの表情は冷たいものである。

「それが何ですか?教科書は事前に配られていたはずです。事前に予習をしないということは、授業に対して真剣に取り組もうという気がないという姿勢の表れではありませんか?」

ルイスは教室中をぐるりと見回す。どこか気まずい雰囲気が漂っていた。

「皆さんはこうならないよう、予習復習を心がけるように。それでは授業を開始します」