劣等生と光の花束〜ある魔女の秘密〜




二時間目はギルバートによる魔法数式学だった。魔法数式学とは、魔法陣の解読や結界魔法の解除を数学を用いて行うことだ。

「数学は最も美しい科目だ!それは魔法が関わっていても同じ!そう!まるで我が娘、ロゼッタとジゼルのように!」

ギルバートはロゼッタとジゼルの話を授業時間の半分を使ってした後、数式の解き方などを説明した。しかし、勉強が不得意なマシューやハリーはすぐに躓いてしまった。

「わからない……」

「俺も全然わかんねぇ……」

マシューとハリーはまだ二限目だというのに、疲れ切った顔で互いを見る。ジュディスは「初めての授業だから、わからないのも仕方ないよ」とフォローしてくれたものの、生徒の一人が呟いた言葉がマシューの心に傷をつけた。

「アメジスト・ウルフ寮なのにできないんだ」



三時間目はシャノンによる魔法薬だ。その名の通り魔法薬を作ったり、薬を作るのに必要な植物を採取したりする。

「今日は初日ですし、簡単な調合をしてみましょう。作るのはこれです」