劣等生と光の花束〜ある魔女の秘密〜

「レンスケ先輩、朝からよく食べますね……」

エドガーが顔を引き攣らせている。レンスケの瞳がギラリと鋭くなった。

「イギー、話を逸らすな。まだお前たちの行動が遅いという話は終わっていない。十分前行動という言葉があってだなーーー」

「レンスケ先輩!一旦話はそこまでにしましょう!みんなお腹空いてると思いますし!」

オムレツを頬張っていたクリスタがレンスケを止める。レンスケはコホンと咳払いをした後、「早く食事を持って来い」とマシューたちに言った。

「お腹空いた〜。早く食べよ〜」

「私、今日は和食の気分だわ!」

ローズとフレイヤが腕を組みながらビュッフェへと向かう。それを見つめるマシューにエドガーが声をかけた。

「マシューも早く選んでおいで。みんな食べてる」

「あっ、はい……」

テオとメイジーの姿は大広間になかったものの、アルバートは黙々とスープを口にしており、スティーブはアルヴィンに「野菜も食べろ」と言っている。

(僕も食べなきゃ……)