劣等生と光の花束〜ある魔女の秘密〜

「大丈夫だよ」

「おお……。ちょっと緊張するぜ」

マシューに背中を押され、ハリーは鏡の前へと向かう。鏡に手を置き、ハリーの姿が消えた。二分ほど経った頃、ハリーの姿が現れる。ネクタイの色は黄色ーーーラビット・トパーズ寮だ。

「ようこそ!!ラビット・トパーズ寮へ!!」

ラビット・トパーズ寮の生徒たちがハリーを歓迎する。ハリーはマシューに対し、「待ってるぜ」と言い、ラビット・トパーズ寮のテーブルへと向かった。

(僕も、ハリーと一緒の寮がいいな)

気心の知れたハリーと一緒ならば、勉強も頑張れるだろう。そう思いながらマシューは自身の名前が呼ばれるのを待つ。

「レオン・ロビー!」

「はい!」

「チェスター・ギデオン!」

「は、はい!」

「スカーレット・アリア!」

「はい!」

「エイミー・チェリーブロッサム!」

「は、はい!」

次々に名前を呼ばれ、寮に組み分けされていく。やがて、組み分けがまだなのはヴィヴィアンとマシューの二人だけとなった。

「ヴィヴィアン・エバンズ!」

「……はい」