劣等生と光の花束〜ある魔女の秘密〜

寂しい。羨ましい。妬ましい。ーーー何故か、そう思ってしまった。

「なぁ、ジュディス。ダイヤモンド・スワン寮とか言ってたけど、それは何なんだ?」

「あっ、そうだった。説明するね」

ハリーの問いに対し、ジュディスがまた杖を一振りする。映像が変わった。五人の男女が映っている。

「ディセントラ魔法学園は、魔法使いや魔女の素質があると認められた子どもだけが通うことができるんだ。そんな学園は、最初の頃はミッドフォード家の人間と四人の魔法使いと魔女が教師をしていたんだ。そして、学園に五つの寮を作ったんだ。価値観の似た生徒を集めることで揉め事を少なくさせるためにね」

映像がまた変わる。赤いリボンと赤いネクタイの制服を着た人が映っていた。ジュディスが説明を続ける。

「誰がどこの寮に所属しているかは、制服のリボンやネクタイの色でわかるよ。リボンにするか、ネクタイにするかは自分で選べるんだ。赤はルビー・ホース寮。勇敢な人や愛情深い人が入る寮だよ」

映像が変わる。今度は青いリボンと青いネクタイの制服が映った。

「青いリボンとネクタイはサファイア・オウル寮。勤勉な人、知識欲のある人が入る寮だよ」

「俺、絶対この寮には入りたくねぇな……」

ハリーが顔を顰め、ジュディスがクスッと笑う。また映像が変わった。次は黄色のリボンとネクタイの制服だ。