劣等生と光の花束〜ある魔女の秘密〜

「メエーチ!」

レンスケが魔法を放つ。杖から光線が飛び出した。光線はマシューに向かって飛んでくる。マシューは杖を握り締め、呪文を唱えた。

「シ、シルト!」

マシューの目の前に水色の壁ができる。魔法でできた壁がレンスケの放った光線を防いだ。レンスケの光線が消える。マシューは目を輝かせた。

「やった〜!!レンスケ先輩の魔法をやっと防げた〜!!」

マシューが両手を上げてガッツポーズを見せると、レンスケが「ようやく防げるようになったな」と苦笑する。その様子を見ていたミラが「マーキュリーくん!すごい!おめでとう!」と手を叩く。レンスケは何とも言えない表情を見せていた。

ディセントラ戦に出場すると決まってから、マシューとミラはレンスケやスティーブ、フレイヤに戦い方などを教えてもらうようになっていた。アルヴィンは教える気満々だったものの、スティーブから「お前は教えるの下手くそだろ!」と言われていた。

そしてディセントラ戦本番の前日である今日、マシューはようやくレンスケの基礎攻撃魔法を防ぐことができるようになったのである。