劣等生と光の花束〜ある魔女の秘密〜

次の日の放課後。マシューは部活見学のために校内を歩いていた。昨日、ライリーに痛めつけられた後、マシューは部活見学に行く気になれず、寮に戻って休んでいたのだ。

(今日こそ美術部に行かなくちゃ……!)

絵を描くことが好きなマシューにとって、美術部は見学したい部活ランキング一位に輝いていた。ちなみに絶対に見学に行かないと決めているのは、パトリシアが所属しているチアリーディング部とイーサンが所属している馬術部である。

三階の廊下の奥にマシューは進む。胸が弾むのがわかった。自然に口角が上がり、足はどこか軽い。

(今日はアーティ先輩は委員会で遅れるらしいけど……。どんな絵を描いてるのかな)

マシューは、美術部活動場所である美術室のドアを開ける。すると、ピンク髪のショートカットの女子生徒が笑顔を見せた。ルビー・ホース寮の制服を着ている。

「わぁ〜!一年生の子だ!美術部へようこそ!あたし、マーガレット・オースティン。四年生。メグって呼んでね!」

「よ、よろしくお願いします」