劣等生と光の花束〜ある魔女の秘密〜

「ライリー、あなたはこんな酷い子だったのね。失望したわ。私の言うことは聞けませんか?聞く価値がありませんか?」

ライリーは泣きじゃくり、首を横に振る。しばらくするとライリーの呼吸が荒くなっていった。そのまま彼女は座り込み、動けなくなってしまう。

「面倒くさいですね。メーガン、カークランドをさっさと医務室に連れて行ってください」

ルイスがため息を吐く。メーガンは「わかっていますよ」と言い、過呼吸を起こしたライリーに触れる。そして呪文を唱えると、二人の姿が消えた。

「いなくなった……」

マシューが呟くと、「瞬間移動魔法ですよ。魔法使いなら珍しいものでもないでしょう」と呆れたようにルイスが言う。マシューは頭いた。

「すみません」

「言葉が間違っています。謝罪をする際は「すみません」ではなく「申し訳ありません」です。正しい言葉を使いなさい」

ルイスはマシューに背を向けて去っていく。マシューはただ拳を握り締め、その場に立ち尽くしていた。