劣等生と光の花束〜ある魔女の秘密〜

何も訊いていないのに、とマシューが首を傾げていると、アルバートは猫を撫でる。

「こいつらが今教えてくれた。お前、俺たちが何部に入ってるのか聞いて回ってるんだろ?」

「あっ、はい」

「俺は部活はしてない。以上だ」

「ありがとうございます」

それ以上、アルバートが口を開くことはなかった。マシューも特に話すことがなかったため、猫を撫で続ける。しかし、決して気まずい雰囲気ではなかった。

夜空に浮かぶ星が、まるで宝石のように煌めいていた。