劣等生と光の花束〜ある魔女の秘密〜

フレイヤが微笑む。その笑みを見て、マシューの鼓動がさらに早まっていく。

(まるでお花みたいな笑顔。フレイヤ先輩、すごく素敵だな……)

その笑みにマシューが見惚れていると、エドガーが「部活の話?」と声をかけてくる。エドガーはどこか不機嫌そうだった。

「イギー先輩は何部なんですか?」

「僕は家庭科部だよ。料理とかお菓子作りが好きだからね」

「エドガーの作るお菓子や料理、とってもおいしいの!」

フレイヤがエドガーに笑いかける。エドガーの耳が赤く染まった。それと同時に、エドガーの顔に笑みが浮かぶ。

「ありがとう。また今度、お菓子作るよ。何かリクエストある?」

「本当?じゃあ、シフォンケーキ食べたいわ!」

エドガーの機嫌は治ったようだ。マシューは首を傾げつつ、チェスをしているテオとレンスケの近くに行く。二人はチェスの手を止めた。テオが口を開く。

「俺は美術部に入ってる。絵を描いたり見ると落ち着くんだ」

「僕も、絵を描くの好きです!」