ひとりが嫌で、今日も笑う。


触れたら壊れる。

まるで、私の心そのもの。

私は笑って誤魔化した。


「叶兎くん、詩人みたいだね〜」

叶「……違う」

「違うの?」

叶「……事実」


その一言に、胸の奥が痛くなった。

昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴る。


私は立ち上がって、明るく言った。

「じゃあね!また明日〜!」


逃げるように扉へ向かう私の背中に、航斗の声が落ちた。

航「透羽」


私は振り返る。

航斗は真っ直ぐ私を見ていた。


航「……無理すんな」

その一言が、胸に落ちた。