叶「……食べて」 私は呆然とした。 誰かが私のために作った。 そんなこと、もう何年もなかった。 涙が出そうになった。 でも泣いたらだめ。 泣いたら、壊れる。 「ありがとう。でも、ほんとに大丈夫だよ」 航「大丈夫って言うな」 「……え?」 斑「お前、今もそれ言うのかよ」 私は言葉が詰まった。 だって、それしか言えない。 大丈夫って言えば、みんな安心する。 大丈夫って言えば、嫌われない。