私は一歩下がって笑った。 「じゃあ、もう帰るね」 航斗が眉をひそめる。 航「なんで」 「……近づきすぎた」 迅が静かに言う。 迅「逃げるのですか?」 「逃げるよ」 私は笑った。 「逃げなきゃ、生きていけないから」 伊織が悲しそうに言う。 伊「透羽ちゃん、逃げなくてもいいよ…」 透:「いいの」 私は明るい声を出した。 「私、逃げるの上手だから」 斑が舌打ちする。 斑「ムカつく…」 叶兎がぽつり。 叶「……逃げる……だめ」 「無理」